(6種類)
【体質】 心身ともに疲れやすく、冷え症でうつ傾向のある人に向きます。気分がふさいで、
のどがつかえるような感覚がある時によく用いられます。
【効能】 のどに異物感のある神経性胃炎、それに伴なう咳を鎮めたいときに使用します。
最近では逆流性食道炎の治療にも用いられます。単独で用いるほか、喘息の治療には小柴胡湯と組み合わせた「柴朴湯」と呼ばれるものを使用することが多いです。
【体質】 体力が中くらいで、肋骨下部に張りがあり、のぼせやすい人に向きます。
【効能】 高血圧や動脈硬化、精神面がかかわる疾患全般に効果があります。また、性的機能の低下などにも用います。
【体質】 比較的体力がなく虚弱で疲れやすい人に向きます。
【効能】 生理不順や生理痛、頭痛、倦怠感、不眠、アレルギー性の諸症状などに適します。イライラや不安からの肌荒れやにきびに効果がある他、下半身の症状(膀胱炎、インポテンツなど)にも適応します。また、大きな手術後の不安感を抑えるのにも用いられることもあります。
【体質】 体力がない方で、やせて顔色が悪く神経質な人に向きます。
【効能】 不眠や夜尿症などの他、精神面がかかわる病気に用いられます。また、性的機能の回復にも使われることがあります。
【体質】 体力がなく、色白で冷え症、やせ型の人に向きます。一般的には女性に用いることが多い漢方薬です。
【効能】 月経トラブルをはじめ、女性特有の疾患に広く用いられます。具体的には、生理痛、不妊症、むくみ、更年期障害、冷え性などに適応します。
【体質】 体力のあまりない繊細な人で、肋骨下部に張りのあるときに向いています。
【効能】 風邪がこじれて微熱や頭痛が続くとき、更年期障害、神経症や不眠症、また精神面が関わる動悸などに適しています。