(13種類)
【体質】 体力が中くらいで、咳こんで顔が紅潮するような時に向きます。
【効能】 痰の少ない乾いた咳、または痰の切れにくい咳などに用いられます。その他、気管支炎、気管支ぜんそくにも用いられます。
【体質】 冷え性で体力が中くらいの人に向きます。
【効能】 気管支喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎などに用います。
【体質】 心身ともに疲れやすく、冷え症でうつ傾向のある人に向きます。気分がふさいで、
のどがつかえるような感覚がある時によく用いられます。
【効能】 のどに異物感のある神経性胃炎、それに伴なう咳を鎮めたいときに使用します。
最近では逆流性食道炎の治療にも用いられます。単独で用いるほか、喘息の治療には小柴胡湯と組み合わせた「柴朴湯」と呼ばれるものを使用することが多いです。
【体質】 体質にこだわらず、のどの痛い時に用いることができます。
【効能】 扁桃炎や咽頭炎などで、のどが腫れて発赤し、痛みをともなうときに適しています。
【体質】 比較的体力があり、喉が渇きやすい人に適しています。
【効能】 激しい咳や気管支ぜんそく、小児ぜんそくに適応します。気管支を広げ、また痰を出しやすくして呼吸を楽にします。
【体質】 比較的体力がある人で、熱があるときに適します。
【効能】 喘息のときの激しい咳や急性の気管支炎に用います。気管支を広げ、痰を出しやすくして呼吸を楽にします。
【体質】 体力が中くらいで、のぼせやすく、肋骨下部に張りを感じる人に向きます。
【効能】 肝炎や胃炎、吐き気、食欲不振、少しこじれたカゼなどに適しています。
気を落ち着かせる性質を持っているので、精神面が関わる疾患にも用いられます。また、喘息などのアレルギーや免疫系がかかわる病気にも処方されます。
【体質】 皮膚が浅黒く乾燥し、体力が低下している人に向く処方です。
【効能】 気管支炎、喘息などの呼吸器系の病気が長びき、痰が粘って切れにくく、激しく咳こむときや微熱が続くときに用います。
【体質】 体力があまりない方で、疲れやすく、胃腸の弱い人に適しています。
【効能】 少し長びいている風邪、インフルエンザ、気管支炎、胃腸炎などに適応します。
【体質】 体力があまりなく虚弱なひと、もしくは高齢の人に向いています。
【効能】 カゼのひき始めで、倦怠感と悪寒が著しく、微熱、めまい、ふしぶしの痛み、頭痛などをともなうときに用います。
【体質】 体力が中くらいで、口が渇きやすく尿量が少ない人に向きます。
【効能】 急性胃腸炎、むくみ、頭痛、咳、通風、暑気あたり(夏バテ)などに効果があります。また、喘息などのアレルギーや免疫系がかかわる病気にも処方されます。
【体質】 体力が十分ある人に適します。体の弱っている人には不向きです。
【効能】 カゼのひき始めでゾクっと寒気がする時や発熱、ふしぶしの痛み、頭痛がある場合に用います。そのほか、鼻づまり、関節リウマチ、喘息などに適応します。
【体質】 血の量が不足気味で、出血性の症状がない人。
【効能】 頭部外傷や高血圧及び脳梗塞や小児麻痺によって起こる半身不随、顔面の引きつり、言語障害、脳軟化症の強壮と補助療法に効果があると言われています。