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喘息の治療によく使われる漢方薬です。配合生薬の「麻黄」は西洋医学の気管支拡張薬と同様の作用をし、咳や喘鳴を防ぎます。他に去痰作用のある「杏仁」、熱や腫れをしずめる「石膏」、緩和作用のある「甘草」で構成されています。
激しい咳や気管支ぜんそく、小児ぜんそくに適応します。気管支を広げ、また痰を出しやすくして呼吸を楽にします。
比較的体力があり、喉が渇きやすい人に適しています。
配合生薬の「麻黄」には、心臓や血管に負担をかけるエフェドリン類が含まれます。そのため、高血圧や心臓病など、循環器系に病気のある人は慎重に用いる必要があります。
また、配合生薬に「甘草」が含まれているので、大量服用により、浮腫(むくみ)を生じたり血圧が上がってくることがあります。