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麻黄
(まおう)
中国北部などの砂漠地帯に分布するフタマタマオウやシナマオウの地下茎です。
気管支喘息などの呼吸器疾患全般に効果のある成分「エフェドリン」が含まれています。
利胆作用(胆汁の分泌促進作用)
交感神経興奮作用
発汗作用
鎮咳作用
利尿作用
解熱作用
漢方生薬のなかでは比較的作用が強いので、心臓疾患のある方、高血圧の方、あるいは高齢者には注意が必要です。
日本人の長井長義氏が麻黄から一つのアルカロイドを単離し、エフェドリンと命名しました。アメリカなどではエフェドラと称してダイエット用に用いられたこともありますが、危険性が指摘されて多くの国で禁止されたようです。
麻黄を含む漢方薬