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体の熱や腫れ、あるいは痛みを発散して治漢方薬です。配合生薬は4種で、そのうちの「麻黄」は西洋医学の気管支拡張薬と同様の作用をし、咳や喘鳴を防ぎます。他に発散作用のある「桂枝」、緩和作用をもつ「甘草」、鎮咳・去痰作用のある「杏仁」で構成されています。
カゼのひき始めでゾクっと寒気がする時や発熱、ふしぶしの痛み、頭痛がある場合に用います。そのほか、鼻づまり、関節リウマチ、喘息などに適応します。
体力が十分ある人に適します。体の弱っている人には不向きです。
「麻黄」には、心臓や血管に負担をかけるエフェドリン類が含まれます。そのため、高血圧や心臓病など、循環器系に病気のある人は慎重に用いる必要があります。
また、配合生薬に「甘草」が含まれているので、大量服用により、浮腫(むくみ)を生じたり血圧が上がってくることがあります。