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桂枝
(けいし)
桂枝(けいし)は、漢方用語で一般には肉桂(ニッケイ)、最近では「シナモン」の方が通じる人が多いかもしれません。ほとんどは食品(香辛料)として使われ、漢方生薬として使われるのは20%ほど。漢方では温熱の作用があるとされ、多くの方剤に処方されています。
体を温める作用
発汗、発散作用
健胃作用
特になし
桂枝の原産地はインド南部、スリランカあたりです。紀元前にアラビア人の手でエジプトからヨーロッパへ伝わりました。エジプトでは、王様の死体をミイラ化するのに防虫剤としても使われたそうです。現在では、生産の中心は中国南部からベトナムにかけての海よりの地域です。
桂枝を含む漢方薬