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小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

喘息や花粉症に用いられる漢方薬です。配合生薬の「麻黄」には気管支拡張作用、抗アレルギー作用などがあり、咳などを鎮める効果があります。その他、発散作用のある「桂枝」、痛みを和らげる「芍薬」、咳やアレルギー症状をおさえる「半夏」「五味子」「細辛」などで構成されています。

小青竜湯の配合生薬

甘草(かんぞう)芍薬(しゃくやく)半夏(はんげ)乾姜(かんきょう)桂枝(けいし)五味子(ごみし)細辛(さいしん)麻黄(まおう)

小青竜湯の効能一覧

気管支喘息、花粉症、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎などに用います。

小青竜湯に適応する体質

冷え性で体力が中くらいの人に向きます。

小青竜湯の副作用や注意点

「麻黄」には、心臓や血管に負担をかけるエフェドリン類が含まれます。そのため、高血圧や心臓病など、循環器系に病気のある人は慎重に用いる必要があります。

また、配合生薬に「甘草」が含まれているので、大量服用により、浮腫(むくみ)を生じたり血圧が上がってくることがあります。
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