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最もよく処方される漢方薬のひとつで肝臓に関する症状によい漢方薬です。主薬の「柴胡」をはじめ、下記の7種類の生薬からなります。「柴胡」と「黄芩」の組み合わせにより、炎症をしずめる効果が高まります。「半夏」は、胸のつかえ感や吐き気をおさえる生薬です。そのほか、滋養作用のある「人参」、炎症や痛みを緩らげる「甘草」などが配合されています。
肝炎や胃炎、吐き気、食欲不振、少しこじれたカゼなどに適しています。
気を落ち着かせる性質を持っているので、精神面が関わる疾患にも用いられます。また、喘息などのアレルギーや免疫系がかかわる病気にも処方されます。
体力が中くらいで、のぼせやすく、肋骨下部に張りを感じる人に向きます。
甘草が含まれているため大量服用により、浮腫(むくみ)を生じたり血圧が上がってくることがあります。とくに、服用期間が長くなるときは注意が必要です。