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延胡索
(えんごさく)
ケシ科の多年草。地中にある茎の一部が塊状に肥大したものを生薬として用います。特に月経不通による下腹部の痛みに効果があります。粒が肥大してよく揃い、黄色が濃く鮮やかで、苦味の強いものが良いとされています。日本薬局方にも収録されており、身近なところでは、大正中薬胃腸薬、太田漢方胃腸薬などにも配合されています。
月経調整作用
鎮痛作用
鎮静作用
抗消化性潰瘍作用
特になし
自生している延胡索は主に山野に生え、地下の塊茎から1本の茎が出て枝分かれし、先に小さい葉をつけます。もともとは玄胡索と呼ばれていましたが、玄は宗の真宗皇帝の贈り名なので玄を使用してはいけないということで玄を延にあらため延胡索と呼ばれるようになったそうです。
延胡索を含む漢方薬