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牡蛎
(ぼれい)
カキの貝殻を焼成してから粉砕した粉。食用のカキで有名なマガキが使われることが多いですが、イタボガキやコケゴロモの殻を用いることもあります。貝殻なので、成分は炭酸カルシウムが中心です。
鎮静作用
鎮痛作用
収斂作用
解熱作用
精神安定作用
特になし
薬用以外には天然炭酸カルシウムとして、あるいは1000℃程度に焼成すると牡蠣灰などとも呼ばれる「酸化カルシウム」が主成分のものとなるので、消しゴムの添加剤などの工業用や食品添加物、砂糖精製用助剤などに利用することも行われています。
また、農薬として、長期的に使用すると除草効果(雑草の根張りが悪くなる)があるとされます。
牡蛎を含む漢方薬