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苦参
(くじん)
マメ科クララまたは同属植物の根。発汗作用、発散作用などがあり、頭痛や発熱、発汗し痛みがあるときに用います。皮膚疾患にも効果があると言われています。
発汗作用
発散作用
解熱作用
鎮痛作用
止血作用
抗炎症作用
血圧降下作用
服用量を間違えると大脳の麻痺を引き起こし、場合によっては呼吸困難で死に至ることもあります。素人が安易に手を出すのは非常に危険です。
原料であるクララは根を噛むとクラクラするほど苦いことから、眩草(くららぐさ)と呼ばれ、これが転じてクララと呼ばれるようになったといわれています。平安時代の書物に苦参を紙の原料としたことが記されているが、苦参紙と呼ばれる和紙が発見された例が存在せず、実態は不明です。
苦参を含む漢方薬