TOP > 漢方薬 > 生薬 >
香附子
(こうぶし)
乾地に生えるカヤツリグサの一種の塊茎を掘り取って乾燥させたもの。月経不順・月経痛に使用する。感情の抑うつ・ヒステリックな状態・精神的な緊張などの精神的な素因と関連のある月経痛に適している。 また、ストレス性の胃痛などに用いられることもあり、 胃の働きを活発にし、 消化管に溜まったガスを取り除く効果があるとも言われています。
子宮弛緩作用
抗炎症作用
鎮痛作用
血虚内熱・頻発月経には使用してはならない。
香附子はインドでも古くから薬用とされており、サンスクリットでは「ムスタ」と呼ばれるそうです。日本でも薬草としては古くからよく知られており、正倉院の薬物中からも見つかっている。一般的にはハマスゲと呼ばれ、雑草として扱われることも多い。
香附子を含む漢方薬